@article{oai:nuis.repo.nii.ac.jp:00002699, author = {區, 建英 and Ou, Jianying}, issue = {創刊号}, journal = {新潟国際情報大学国際学部紀要}, month = {Apr}, note = {本稿は、福沢諭吉の「独立自尊」と「他者感覚」に対する丸山眞男の継承を研究するための予備考察として、この二つの概念に関する福沢の思考を解明する。20 世紀中頃、日本がアジア諸国に対する侵略戦争を展開した時、丸山眞男が知識人の中の少数な抵抗者として、福沢諭吉の「独立自尊」思想を継承し、それを日本国民の精神革命の重大な課題とした。しかしその時、「他者感覚」の問題を意識しなかった。戦後、丸山はファシズムに対する全面的な歴史的検討によって、「他者感覚」が欠けている場合はファシズムが発生する恐れがあると認識した。後に、現代大衆社会に対する研究を深めていくうちに、さらに「独立自尊」精神を樹立するためにも「他者感覚」を欠いてはならないということに気が付いた。この時に至って、彼は「独立自尊」と「他者感覚」との相関性の思想の源流を、新たに福沢の思想の中から見出した。丸山と福沢との思想の「共働」には深い意味がある。}, pages = {63--74}, title = {「独立自尊」と「他者感覚」の伝承-福沢諭吉と丸山眞男の「思想共働」の予備考察-}, volume = {1}, year = {2016}, yomi = {オウ, ケンエイ} }