@article{oai:nuis.repo.nii.ac.jp:00002707, author = {田中, 敦 and Tanaka, Atsushi}, journal = {新潟国際情報大学国際学部紀要}, month = {Apr}, note = {本論では、マスメディアによる情報伝達を記号のやりとりと捉え、視覚的な記号が情報を伝達するメカニズムについて考察を行った。具体的には、報道および商業広告に用いられる写真画像をとりあげ、そこに写された人物の身振りを分析対象とすることで、身振りが視覚記号として情報を伝達し得ることを検証し、そのうえで、受信者がいかにして発信者が意図したメッセージを解釈し得るかについて、記号の約定性という観点から考察した。結果として、身振りが表す意味は、言語記号のようなコードによる約定性に支えられたものではなく、個々の認知主体が有するスキーマ的な知識構造に即して判定されるものである可能性を指摘した。合わせて、言語情報が多義的な記号の解釈を一定方向に誘導する原理が、広告画像中の身振りに関しても適用され得ることを確認し、その原理に基づいて、受信者が記号を判定する特定のスキーマを活性化させ得ることを指摘した。}, pages = {27--40}, title = {視覚記号としての身振りの記号論的考察}, volume = {2}, year = {2017}, yomi = {タナカ, アツシ} }