@article{oai:nuis.repo.nii.ac.jp:00002997, author = {向山, 恭一 and Sakiyama, Kyoichi}, journal = {新潟国際情報大学 国際学部 紀要, NUIS Journal of International Studies}, month = {Apr}, note = {本稿の目的は、移民の時代における政治哲学の問題状況を、成員資格の観点から浮かび上がらせることである。第1節では、ジョン・ロールズとマイケル・ウォルツァーの正義論において、なぜ移民は語られないのかを検討し、境界線によって画定された共同体のもつ政治的な意味と限界を考察する。第2節では、ロジャース・ブルーベイカーとクリスチャン・ヨプケのシティズンシップをめぐる社会学的分析に目を転じ、近代国家における政治的成員資格(国籍)の包摂と排除の機制を明らかにするとともに、その現代における変容のプロセスについて考察する。第3節では、ジョセフ・カレンズの移民の倫理学を参照しながら、かならずしもシティズンシップの取得を必要とはしない、移民の時代にふさわしい成員資格のあり方を検討し、それが政治哲学にどのような問いを投げかけているのかを考察する。}, pages = {91--102}, title = {移民・正義・共同体 ――成員資格をめぐる若干の予備的考察――}, volume = {4}, year = {2019}, yomi = {サキヤマ, キョウイチ} }