@article{oai:nuis.repo.nii.ac.jp:00003340, author = {向山, 恭一 and Sakiyama, Kyoichi}, journal = {新潟国際情報大学 国際学部 紀要}, month = {Apr}, note = {移民社会の到来とともに増大する多様性に、福祉国家を支える国民的連帯は応答することがで きるのか。政治学者のキース・バンティングとウィル・キムリッカは編著書『コミットメントが 課す試練』(オックスフォード大学出版局、2017 年)の「序論:多様な社会における連帯の政治 的源泉」のなかで、正しい社会において連帯が必要とされる倫理的理由、多様性と連帯(移民と 市民)が敵対関係に置かれる言説的付置状況、そして増大する多様性のもとで包摂的連帯を実現 するための政治的視座を規範的=経験的に論じることで、この問いに肯定的に答えている。新自 由主義とポピュリズムに挟撃された福祉国家を守るためには、なによりも連帯の共同体である ネーションを再帰的に想像しなおさなければならない。本稿の目的は、こうしたバンティングと キムリッカの議論を手がかりに、現代の移民/多文化社会において包摂的連帯にもとづく福祉国 家を構想するための倫理的=政治的な見取り図を提示することである。}, pages = {27--42}, title = {移民・福祉・連帯―多文化社会においてネーションを再想像すること―}, volume = {6}, year = {2021}, yomi = {サキヤマ, キョウイチ} }