@techreport{oai:nuis.repo.nii.ac.jp:00003628, author = {藤田, 晴啓 and 南雲, 彩花 and 山本, 亮 and 市川, 健太 and FUJITA, Haruhiro and NAGUMO, Ayaka and YAMAMOTO, Ryo and ICHIKAWA, Kenta}, month = {2023-05-08}, note = {考古学の研究基盤である実測図は、作図者の図化表現力に左右され、同じ遺物でも型式認定にブレが生じる原因となっている。本研究は実測図に依存しないデータサイエンスに基づく評価手法を確立することを目的とする。東京国立博物館所蔵6世紀の完形・略完形須恵器坏の蓋49点および身59点を光学スキャナー解像度0.5mmにて計測を行った。スキャン後にメッシュ出力されたデータをそのまま1283解像度Voxelデータに変換したデータに加え、読み取り時に生じたメッシュデータの穴等欠測部の補完を行ったデータも作成した。解析に供試されたデータは3D-RGBA(色情報あり・補完なし)、3D-A(色情報なし形状のみ・補完なし)および3D-A(色情報なし形状のみ・補完あり)の3種類である。エルボー法グラフ出力では3データ共にクラスター数6で顕著に折れ曲がることを確認し、クラスタ数を6とした。それぞれのデータを疑似ラベル教師付き分類+深層クラスターモデルによりクラスターを出力、須恵器編年を大系化した中村浩氏の型式・年代分類との混同行列を作成、導出クラスターの中村浩氏分類クラス散布図による解析も行なった。須恵器身の型式データではメッシュ補完前の色付きデータおよび色なしデータ共に、専門家分類の型式Ⅱ-4およびⅡ-5から成るクラスター、さらに型式Ⅱ-1およびⅡ-2から成るクラスターが導出されたが、メッシュ補完後データでは型式Ⅱ-1およびⅡ-2から成るクラスターが消滅した。このことは須恵器身口縁部のメッシュ形成時欠損構造がクラスターの特徴として認識されたものと推測される。須恵器身の年代データクラスター解析では全ての3種類データに専門家分類後葉のみで構成されるクラスターが導出された。また色なし補完なしデータで出現した前葉のみのクラスターは補完データでは消失し、型式クラスターと同様の事象が確認された。さらに型式・年代ともに色情報ありデータは色なしデータより、最も集中する行列セルのデータ数増加が認められた。}, title = {須恵器坏3D-RGBA 128x128x128Voxelデータによる疑似ラベル教師付き分類+深層クラスターと専門家型式・年代分類との比較}, year = {}, yomi = {フジタ, ハルヒロ and ナグモ, アヤカ and ヤマモト, リョウ and イチカワ, ケンタ} }